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    第十一章 「妄想ライダー見参!」

    第十一章 「妄想ライダー見参!」

    ある日、俺が自宅でくつろいでいると彼が突然やってきて、満面の笑みで開口一番

    「俺を若き日のエディ・ローソンと呼べ」

    と言い出した。

    エディ・ローソンといえば当時の世界GPの500クラスのトップライダー。
    そのアグレッシブかつ堅実な走法で「ステディ・エディ」と呼ばれ、
    世界チャンピオンになった男である。

    (あぁ、また何か妄想の世界に行っちゃったんだな...)

    と察知した俺は、
    「まぁ、座れ。」
    と彼を座らせ、話を聞いてあげた。

    どうやら、新しい(中古だが)単車を購入したらしい。

    ローソンが世界GPに参戦する前は、
    アメリカのAMAスーパーバイクで活躍していたのは有名な話。
    そのときに乗っていたカワサキのZ1000R「ローソンレプリカ」の愛称で呼ばれていて、AMAの規定を通す為に少数生産されたホモロゲモデルという希少価値と、カワサキのワークスカラーであるライムグリーンを身にまとったスパルタンなスタイルで俺たちの憧れのバイクだった。
    z1000r.jpg


    「ま、まさか、ローソンレプリカを買ったんじゃ...」

    彼にそんな財力などあるはずはないと頭ではわかっていながら、
    彼なら無茶な借金をしてでも買いかねないとビビる俺。

    「ふっふっふっ・・・」

    その日、彼は不敵な笑みだけを残して去っていった。


    数日後、購入したバイクのお披露目会。
    そこに現れたのは、赤い単車。

    「なんか、ちっちゃくね?」
    「ライムグリーンじゃないし。」
    「まぁ、これはこれでかっこいいけど。」

    Z750GP.jpg

    カワサキ Z750GPだった。

    スタイルはZ100Rに近いけど、ザッパー(Z650)ベースだけに少々小ぶりなのであった。

    彼はまだ言っていた。

    「俺を若き日のエディ・ローソンと呼べ」


    呼べないって。


    後日談
    彼のZ750GPはその後なぜか俺の物となったが、盗難により行方不明になるという非業の最期を遂げたのであった。










    未定!

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    カワサキ・Z1000Rについて-バイクでバババン-ロードランナー

    カワサキ・Z1000RZ1000R(ゼット1000アール)とは、川崎重工業が製造販売していたオートバイである。Z1000Rは1981年度AMAスーパーバイクでの優勝を記念し1982年に発売された。企画を出したのはUSカワサキで、カワサキ本社がそれに応じて生産を行った。ベースとなったのは、

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